ふわふわファーケープの作り方
年末にアップしたクリスマスの衣装。やや季節外れですがファーケープの作り方、動画にまとめていたので、今回はこちらを補足します。
ペルシャネコさんのクリスマスドレスに付けていたこちらのケープ。
ファーを使って暖かそう。冬にピッタリの小物です。夏時期に作ったドレスなどもこのケープひとつで一気に冬仕様に出来るので、一つ作っておくと色々使えます。
目次
動画
まずは動画を紹介。
簡単に説明すると、ファーに裏地をつけて毛をトリミングする、という、至って単純な作業になりますが、いくつかコツがあるので参考になれば。
材料
・ファーテープ
・サテンの布
・スプリングホック
・ストーンやパール(お好みで)
ファーテープはこちらを使用しました↓↓↓
ポイントはポリエステル100%な点。
通常、ファーを切ると切れ端から毛がほつれて大変なことになるので、こういう太いファーテープを小物作りに使用するのは適さない…のですが、ポリエステル100%なので熱処理という裏技が使えます。
サテンリボンの処理のように端をライターで炙るとほつれ知らずの頑丈な素材に早変わり。
ただし、繊維が細いので焦がしたり着火したりには十分注意する必要があります。
素材の特性を理解した上で細心の注意を払って行いましょう。
作り方
1・お人形に合わせてファーに印をつける
こんな風に下の方に返し口の印もつけておきます。
2・サテンとファーを中表に合わせて返し口を開けながらぐるっと一周縫う
縫い終わるとこんな感じになるので余分な所はハサミで切ります。
3・ライターでほつれ止め処理する。
熱処理はしっかりほつれ止め出来るので、先程の余分なところを落とす作業、結構ギリギリに切っても大丈夫です。
火は直接布地に当たるのでは無く、一瞬近づける程度で十分です。近づけすぎには十分ご注意下さい!
熱処理に自信のない方はほつれ止め液やギザギザミシンで代用可能かと思います。とにかく火傷にご注意を。
4・ほつれ止めが出来たら返し口からひっくり返す
角の方も目打ちなどを使ってしっかり返します。
5・毛をトリミングする。
そのままだと毛足が長いので少し切ってあげるとシルバニアのお人形にピッタリです。
鼻がムズムズするのでアレルギーなどお持ちの方は注意を。お部屋も少し毛で散らかるので、苦手な方はそのままの毛足でも良いと思います。
6・返し口を閉じる。
この閉じ作業はトリミングする前でもOKですが、毛が短い方が作業しやすいので。
私はトリミング後に閉じています。
7・スプリングホックとストーンを手縫いで付ける。
スプリングホックはグラグラしないようしっかりと付けます。
ストーンは無くても可愛いので、お好みで。
裏地が付いているのでフニャフニャせず形がしっかりしてドレスなどにぴったりです。
今回ネックレスをチラ見せしたくてこんな感じのケープにしてみました。ちなみに…
こういう、着物に付けているケープは全て裏地なし。首周りにしっかり巻く場合は裏地が無くても大丈夫な場合も。
こちらのように、元々幅の狭いファーテープを使用すると簡単です。
いずれ作り方紹介出来れば。
髪飾り作り方動画
ドレスはポインセチアの髪飾りに合わせてみました。
こちらも動画にしたので参考になれば。
クリスマスっぽい写真たくさんだしてしまいましたが、年明けはずっと着物作りに励んでいます。
特に赤ちゃん用の着物。小物も赤ちゃんサイズに合わせて作るので凄く修行になる!
制作にひと段落着いたら、そちらもまとめて紹介したいと思います。