赤ちゃん用の着物の作り方【ミシン、手縫で】

昨年着物が少なめだったので、今年は着物多めにしようと思ってはいましたが…

気づけば着物しか作ってない!特に赤ちゃん用の着物作りにハマり、ひたすら作り続けてました。

おかげで縫って作るタイプ、縫わずに作るタイプ、2パターンで作れるように。

今回は縫うバージョン、動画に出来たので紹介します。

色々な着物

赤ちゃん着物は極小サイズなのでとっても難しい。

ちょっと寸法狂うと手が通らなかったり、丈が長すぎたり…

髪飾りも赤ちゃんに合わせて小さくしないといけない。

その分、お裁縫やつまみ細工の練習にはとても良いです。

モダンな着物や

子供用の晴れ着

4色お揃いなど、色々作って楽しんでいました。

毎回型紙をちょっとずつ変えながら作ってます。

まだまだ改良の余地はありそうですが、現段階での作り方、紹介したいと思います。

動画

今回も動画にしたので、まずはこちらを

見た目より着やすさを重視してこのような作り方になりました。

おくみやおはしょりは厚みが出るので無しに。

着る際の注意点

大人着物は腕を後ろに回して着せる事ができますが、

大人用の着物の作り方はコチラ↓↓↓

シルバニアファミリー用着物の作り方

赤ちゃんの腕を後ろに回して着せようとすると、お人形にとっても負担がかかります💦

なので、背中と脇をゆったりめにして腕を前にしたまま着れるような作りにしました。

こちら右が大人用に作ってた着物の応用で作った物ですが…キツすぎてボツになった物です。

左側は改良版。背中にだいぶゆとりを持たせて、脇もゆったり。

着るとだいぶ布が余りますが着た時のスッキリさよりお人形を傷つけない方が重要!

帯を巻く時にうまく巻けばスッキリするので。

本物の着物と同様に、ゆったりめの着物を着付けの際に調整します。

では、大まかな説明したところで、作り方紹介していきます。

使うもの

・適当な布

・手縫いの針と糸

・布用ボンド

・ほつれ止め液

・ミシン

・チャコペン

・ピンセット

作り方

  1. 全てのパーツにほつれ止め上のような感じで各パーツを切って全てにほつれ止め処理をする
  2. 衿をつけるこんな感じに、衿をカーブに添わせながらぐるっとミシンで縫っていきます。縫い終わるとこんな感じ。ミシンの場合は一、二針縫ったらずれた布を合わせる、という感じでゆっくり縫うと良いです。手縫でもOK。やりやすい方法でお試しください。
  3. 袖をつける写真のように、身頃の中央、衿の近くギリギリに中表で袖を縫い付ける。全体ではなく真ん中をちょっとだけ縫う感じにします。この時縫いすぎないのがポイント。縫いすぎると帯を巻く時に邪魔になり良い位置に帯を巻けません。上の方に帯を巻くために、ここはちょこっとだけ縫っておきます。
  4. 袂(たもと)を縫う縫い付けた袖を中表で半分に折り合わせます。袖の縫い代は折った状態で。縫い代がズレそうなら折った状態でボンドで止めてしまってもOK。分かりにくいと思いますが、実際やってみたら伝わると思うので。ボンドは無くても大丈夫なので、参考程度に。袂は上の紫線のように少し弧を描くように縫います。手を通す所は開けて縫いましょう。
  5. 身頃の余分な所を折る上の緑線のように、袖周りの身頃に切り込みを入れて内側に折り込みます。折り込んだ部分はボンドで簡単にとめます。
  6. 袖をひっくり返すひっくり返す前に袖口に少しボンドを塗っておくと、ひっくり返した時に袖口が内側に綺麗に収まった形で止まってくれます。たっぷりではなく、薄く塗るのがポイント。ピンセットを使って丁寧に整えます。
  7. 脇を縫う袖を返すと上のような状態になっているので脇を中表に合わせて縫います。上の紫線同士、緑線同士を縫い合わせる感じです。ここで衿の縫い代を切って整えておくと良いです。この後衿の芯の役割を果たす部分ですが、幅が一定でないと綺麗な衿にならないので。
  8. 手縫で着物の外回り一周を仕上げる上の写真の紫線の部分を手縫いで仕上げます。厚みを出さないため単純に二つ折りにして縫う感じで大丈夫ですが、衿先(衿の少しはみ出した部分)は四角くなるように上手に折ってから縫います衿はこんな形になります。裾は一番最後に縫う様にすると良いです。裾以外の部分を全部縫ったら一度着せてみて、丈を確認してから裾を仕上げます。衿、衿下、裾、全部縫えたら完成。
  9. 着せ方着せる時は写真のように一度袖と身頃の隙間(身八つ口)から手を出したあと、袖をかぶせるようにして着せると着せやすいです。この時腕は後ろに回さず前にしたまま。お人形に負担がかからないように。

完成

今回の着物、着せるとこんな感じです。

おくみ無しなので脇線が正面に来てたり、ゆったりめなので裾がちょっと広がりやすかったり、完璧なレシピでは無いですが、自宅用には十分です。

アレンジ次第でもっと良くなると思うので、色々お試し下さい。

今回の帽子はくるみボタンを使用しました。

穴を開けるのが大変ですが、フェルトで作るよりも綺麗な形のベレー帽になります。

真冬に作った着物なので、ストールを巻いてみました。

ベロアモールの切れ端をくるっと巻いただけ。後ろは止めてもいませんが首元に少し食い込ませると落ちてきません。

縫わない着物も

着物を何着も作っているうちに縫わずに出来るかも⁈と思い立ち、作ってみたのがこちら

ちょっと脆いのが難点だけど、意外と行けるかも?

スローペースになるとは思いますが、こちらもいずれ紹介したいと思います。

 

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