シルバニア子供サイズ革靴作りに挑戦しました
先日作ったくるみリスさんのスチームパンク風、男の子用は革靴を履いていました。
革靴作り、今までは大人用サイズのみで、子供用は今回が初チャレンジ。
型紙も改めて作り直しながら試行錯誤でしたが、
こんな感じに仕上がりました。
ちょっとつま先とサイドのバランスが悪くなってしまったけれど、とりあえず履けるものができてよかった。
本革を使用しているので極力失敗したくないところです。
以前動画アップした事がありましたが、文章で説明した事は無かったので、今回ザッと紹介したいと思います。
動画
まずは動画から。
以前アップした動画と似ていますが、使う道具や手順などちょっとずつ変わってきています。
作り方
初めに革を裁断します。
各パーツはこんな感じ
切る時は革包丁を使用しています。裁断できたら穴を開けます。
写真右側にある菱目打をゴムハンマーで叩いて開けました。まずは靴底、左右同じ数になる様に開けていきます。
次につま先とかかとパーツにも穴を開けるのですが、ここは靴底に開けた穴数に合わせていきます。
ちょっと分かりにくいですが、上の様に、ベージュのつま先部分の穴数が8個の場合は黒い方のつま先部も8個開けていく感じです。かかと部分も同様に、靴底の穴を数えて同数の穴を黒い革にも開けていきます。
穴が空いたら縫っていきます。
ビニモ♯30を使っています。
ビニモは熱で溶けるので、切った後ライターの火を近づける事で切り端のほつれなどを防ぐことができます。あくまでも一瞬近づけるだけ。火傷や着火には十分ご注意下さい。
つま先は濡れたティッシュを詰めて膨らませました。詰めたまま完全に乾かせばぽっこり膨らんだつま先に仕上がります。
コバ（革の断面）はトコノールをつけて磨きます。
ハトメをつける。ハトメは裏から菊割り棒で叩いています。
靴紐を付ける。使用しているのはレース糸にボンドをつけて少し硬くしたもの。
履かせて靴紐を結んで適当な長さに切ってあげたら完成です。
ちょっぴりハードな衣装なので、素足だったら締まらない所ですが、革靴が全体の雰囲気を引き締めてくれました。
靴があると衣装の幅も広がる気がします。
まだまだ革細工初心者ですが、お衣装作りの一例として参考になれば。